北と南が逆の世界地図 ~ Upside Down World Map

皆様、こんにちは。今日はオーストラリアで見ることのできる地図のことを投稿したいと思います。世界地図といえば北が上で南が下ですが、オーストラリアでは南が上で北が下の地図を見ることができます。

昔、イギリスの植民地だったオーストラリアやニュージーランドは、イギリスから見て地球の裏側そして地図上では真下にあることから、「Down Under」 と呼ばれています。それを自虐的にとらえたオーストラリアでは「私たちはいつまでも地球の裏側(真下)にいるんじゃないよ。」という意味で、このような地図が作成されたようです。

そうはいっても、この国でも北が上のスタンダードな地図が普通に使われています。
南が上の逆さ地図は、観光客用にオーストラリア国内のお土産物屋さんで販売されているか、世界中からの旅行者が利用するバックパッカーなどの宿泊施設くらいでしか見ることはありません。
ちなみに、オーストラリア人は北半球に行くと、自分が Down Under から来たと気軽に言います。(人によりますが⋯)

australian-world-map.jpg
Image source : Google image

上の地図を見ると、アメリカが平たく見え、東海岸(地図上ではアメリカの右側部分)がとてもすっきりした形になっているような気がします。そして、南極が気のせいか少し小さく見えます。
あと、アメリカとオーストラリアが似たような形をしているなと思いました。

20180808_111312.png
Image source : Google image
アメリカをオーストラリアの右隣に持ってきました。

「地図は北を必ず上にする」ということが普及したのは、16世紀ぐらいのことだそうです。
その当時(今現在もですが)の文化や商業の中心が北半球だったということが一番の理由です。
また、コンパスやインターネットもない時代には、方角を示す一番正確なものは星です。北極星は実際はほんのわずかに動いているのですが、見た目はほとんど動いていない星として認識されています。
そのような理由から昔の人は、北極星というほとんど動かない物体を見ながら地図を使って航海していたそうです。
地図は北が上になったという理由は、以上のようなことで納得できますね。

地図の北と南を逆にするだけで、すいぶん違った雰囲気になりますよね。

読んでいただきありがとうございました。

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