[Ramengirl Magazine Vol. 48] タブーを壊すために | Ramengirl🍜

[JP]


一年前ぐらい、アメリカ国内でも自由奔放な都市として有名なオレゴン州とカリフォルニア州から来た同じ年の友達とソウルで2泊3日間の旅行に行くことになった。

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一緒に旅行に行った三人の友人の中で、二人は、韓国に来て1年ほどなっていて、残りの友人は旅行でしばらく韓国に来ているのだった。旅行で韓国に来た友達Pは、最近、自分が服用している薬について話をし始めた。アメリカ人が普段多くの種類の薬を服用しているという話を既に聞いたことがあったが、私と同じ年齢の友達もそんなに多くの薬を服用しているという事実に驚いた。だけでなく、Pは、米国では、メディカル用マリファナも吸っているが、韓国には持って来なかったと文句を言った。すでに韓国文化に慣れている残りの二人の友人は、私の顔色を見始めた。

そして、私にマリファナを吸うことについてどのように考えているのかと尋ねてきた。当時私にマリファナは、薬物であること、体に良くなくて不法であることしか知っていなかった。韓国でタブーとされている話の主題は多いが、その中でも人々が麻薬だと考えているマリファナは最も嫌う話題のテーマの一つであるだろう。日本も韓国とはほぼ同じだと思う。

私の友人Dは学生時代からマラソン選手として優れており、今も大企業のランニング専門家として仕事をしている。子供の頃から運動を始めた彼女は健康のためにビーガン(菜食主義者)になり、今もお酒やタバコは絶対口にもしない友人だ。そのような友人が酒とタバコに比べるとマリファナはそれほど有害でないので時々吸っているって言ってくれた。 Dはマリファナはアスピリンよりも害が少なく、コーヒー程度の中毒性があるだけだと言ってくれた。

上記のグラフでCannabisは麻を意味する。

Dはマリファナを初めて吸ったきっかけも聞かせてもらったが、彼女は重要な日には、非常に緊張する性格があり、その極度の緊張感が始まると頭の中が真っ白くなって、体が動かない程度だと言った。当時Dが一ヶ月以上も準備していた重要な試験があったが、試験当日、緊張したせいか、体がそのまま固まって結局白紙の状態で出した。普段充実した学生があったDをよく知っていた教授は、彼女を自分のオフィスに呼んだ。 Dの話を聞いた先生は、彼女に再試験の機会を与えると同時にマリファナを推薦してくれたした。参考に、米国カリフォルニア州とオレゴン州では、マリファナを合法化した。

Pがなぜ医療用マリファナを吸っているのか理由は話してくれなかったが、彼女の父親もマリファナを処方され吸っていると言った。彼女の父親の病名は緑内障。 Pの祖父も慢性頭痛で病院に行くとマリファナを処方されたという。 (*米国内でもこのような病名でマリファナを処方されることが一般的のではなく、医師によって異なるという。)

以来、私の友人がお勧めしてくれたThe Culture Highというドキュメンタリーを見たが、このドキュメンタリーに出てくる内容によると、マリファナは、様々な病気を治療することができるらしいだ。鎮痛剤の役割をすることができ、化学療法などにより食欲を失った人々の食欲を増加させることができ、うつ病などを治すことができるとする。また、アルコール依存症にも大きく役立つという話もある。

私は大麻合法化を支持する方でもなく、今まで一度も触れたこともないし、韓国で生きつづける以上、今後もないはずだろう。ところが、うつ病で自殺する人が最も多く、全世界で酒を最も多く消費する韓国でマリファナはこのように 不慣れで否定的なのだろうか、なぜ?

タブーを破るためにはどうすればいいのだろうか。

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