燃えろ!LAW-MEブラザーズ第1話「赤桜の白葉」上

「本連載物はカプコンのゲーム、逆転裁判からインスピレーションを受け、尊敬の心を込めて、医学法律物として新しく、制作いたしました。
実際の韓国判例を基礎として作成いたしましたが、登場する人物や団体、その他状況はすべて仮想のものであり、日本の法律及び、実際の裁判過程とは異なる可能性があります。ご了承ください。」





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燃えろ!LAW-MEブラザーズ第1話「赤桜の白葉」 (上)

1.事件の始まり

- STEEM大学病院の造血幹細胞治療に対し、費用を返還し、課徴金を付加する。よって、本裁判所は原審の請求を却下する。-


トントントン

-STEEM大学病院-

医者1:これが、話になります?死にかけた患者さんを生き返らせたのにお金を出せって?何のことですか!

医者2:造血幹細胞移植はもはや唯一で一番効果的な治療法なのに、STEEM医療保険審査院から罰金まで払えというのが本当ですか?

メディチーム:まあまあ、落ち着け、俺が何とか方法探すから、まずは、仕事に集中しろ。

医事課の人:メディチームさん、ちょっと。

-裁判所 前-

メディチーム:おい!

辛ツナ:よう!これはこれは、お偉いメディチーム様ではありませんか!

メディチーム:今回はただでは済まないからな。

辛ツナ:舌が長いな。裁判所で会おうな。

人:あ、あの方が双子の...。

辛ツナ: .....

-ROUND 1-




裁判官:裁判を始めます辛ツナ側から弁論を始めてください。

辛ツナ:私の依頼員STEEM医療保険審査院(以下:審査院)は国家と国民の健康のため、一所懸命に働いている機関であります。病院で処方される過度な薬品等の誤用、乱用と必要ではない治療などを規制し、国家から漏れる国民の税金を戻し、節約した税金は医療が必要な所に適切に分配し、国民の健康に大きく貢献しています。

原告STEEM総合大学病院(以下:病院)は患者に保険の適用されない薬品と手術を任意で勧誘し、患者達に過度な治療費を請求してきました。そこで、調査を行ったところ、給与、非給与対象ではない、新しい治療方法で検査及び施術を行い患者に負担させたと判断しました。
それが、造血幹細胞移植治療だったのです。

又、同意書内容が患者に不利に作成されているため、同意書に対する是正命令とともに治療費用の全金額と課徴金を払っただけであります。以上です。


裁判官:要するに、辛ツナ側の主張を要約すれば、こういうものですか。

「病院は国家の国民健康保険の条件に会わない方法(造血幹細胞移植)で患者を治療し、その後、問題視されないよう患者に不利である同意書を強制的に作成させた。」

で合ってますか。

辛ツナ:はい。おっしゃる通りです。

裁判官:ではメディチーム弁論を始めて下さい。

メディチーム:我らSTEEM病院は百血病を含む様々な疾病に対しては何処にも負けないくらいの医療を提供しております。
治療効果の優れた高い技術や新薬も多数保有しております。造血幹細胞治療も同じです。
ただ、すべての患者にこういう治療ができるわけではありません。

我々も水準の高い新技術と新薬を使いたい気持ちでいっぱいでありますが、審査院の審査基準にその技術や薬が入っていないので難しいです。しかし、患者の状態が悪化しているのであれば、やむをえないく新技術と新薬を使用するしかないです。

こういう状況が発生する前に、患者さんに前もって内容と費用を説明した後、本人負担として診療を受けることに対して同意をいただいております。

同意書の内容に対しては急変可能もありうる患者の状態を勘案して作成されただけで、患者の権利を縮小するわけではございません。
なので、審査院の一方的金額回収と単に任意非給与項目だという名目で課徴金を払わなければならないというものは理解しかねないのであります。以上です。

裁判官:すなわち、メディチームの主張は

「前もって患者に内容と費用を説明した。そして、同意書は急変する患者の状態を勘案して作成された。」

ということであるのでしょうか。

メディチーム:はい。そうであります。

裁判官:じゃあ、辛ツナ側、反論お願いします。

辛ツナ:原告側の主張は本人の立場を飾ったものに過ぎないものです。原告は前もって患者にそういう内容と金額を十分制つめいして本人負担で診療をもらったうものに対して、同意をいただいていると主張したおりますが、同意書の内容はそうではありません。

この同意書の内容をご覧ください。

入院治療中緊急手術や検査が必要な場合保護者の事前同意なしに施行した医療行為に対して異議を提起しない

となっております。事前同意なしで施行した診療行為に対して提起をしない?何故でしょう?

メディチーム:意義あり!
被告は今、本質を歪曲させようとしています。同意書の内容は緊急な状況を要する場合、必要な手術と薬品を使うべき場合にだけ、事前同意なしで診療をしているだけです。

裁判官:辛ツナ側続けてください。

辛ツナ:ありがとうございます。もちろん、メディチームの主張も一理がないわけではございません。ただし、同意書の内容は原告の責任を回避できるようになっています。

万の一、病院で緊急状態でもないのにそういう施術や新薬を使用した場合はどうなりますか。それは誰が判断しますか?病院側から判断するのではありませんか。

実際にこういう場合が頻繁に行われているのではありませんか?過剰診療に過大な役の投与、必要のない手術等々。
何も知らない保護者はただ、自分の子、自分の親、兄弟が病気だから早く治りますように最高の医療機関に入院させて原告だけを信じて、同意書にサインします。

彼らは、医学知識が全無である一般人です。*
そういう人々を相手に病院はこの同意書の何枚ですべての治療と新薬の投与に免責権を病院自ら付与するというのはあまりにも過度であると思います。
以上です。

裁判官:簡単に言えば、同意書の内容があまりにも病院に有利になっている。ということですね。

辛ツナ:はい。そうであります。

裁判官:はい。わかりました。メディチーム反論お願いします。

メディチーム**:被告の主張は過大な解釈にすぎないものです。
このため、造血幹細胞移植手術について簡単にご説明いたします。順番はこうなります。

  • まず、病気のある患者の骨髄又は血液細胞を抗がん剤及び放射線を通じていたします。
  • あと、健康な造血幹細胞を入れ、回復させます。

即ち、すべての免疫システムをリセットさせ外部の健康である免疫細胞を移植した後、定着させ、健康な体の免疫システムを治させるものです。

問題は最初の段階で発生します。

病気のある患者の骨髄や血液細胞を除去するということは、免疫力を0にするということです。
なので、造血幹細胞移植後、患者の免疫力が完全に動作するする前に極小量の病菌でも侵入するのであれば、一瞬に感染されることができます。
この時に適切な対応を行われない場合、患者の人体に永久な損傷が発生することもできるし、最悪の場合、命を落とす状況にもなりえます。

こういう状況は数十、数百ケースにも至り、この状況に合わせて使う薬もすべて異なることもあり得ます。

こういう中で、患者と保護者の同意を一々もらい、順次に合わせて治療するわけにはいかないし、被告の機関が提供する基準に合わせて薬剤を使っていたら、病気がもっと悪くなりえると思います。

そういった、特殊状況のため、同意書が必要であっただけで、我々は絶対に患者の権利を制限し患者に高い薬を強制的に使用するため、同意書を患者に作成させているわけではありません。これは審査院の課題解釈にすぎないものです。

裁判官:分かりました。では途中整理をします。


「病院は造血幹細胞移植の統制上、様々な変数があり、これに合わせて、一々同意書をもらうことができない状況が発生することもあり、事前同意書をもらっている。」ということで合ってますか?

「審査院はこういう事前同意書で病院が患者に無駄な診療を誘導し、それに対する責任を免責するための策にすぎないと主張している。」合ってますか?

メディチーム:はい。そうであります。

辛ツナ:はい。そうです。

裁判官:両側の弁論はここまでにして、本裁判は2時間後に再開いたします。2時間後は証人尋問が行われる予定ですので、両側は証人尋問の準備をお願いします。

裁判官:それでは、これから証人審理を行います。証人は前に出てください。
辛ツナ側は証人の審問を開始してください。


裁判官:辛ツナ側証人審問始めてください。

辛ツナ:証人はSTEEM病院の患者根本茉莉さんの保護者でありますよね。

根本:そうです。

辛ツナ:患者の根本茉莉さんは白血病治療のため、造血幹細胞移植手術を受けるために病院に来て、高熱が発生し、各種病菌に感染されショックまで来ましたね。何回も死にかけてきたと聞いてますが、事実でありますか。

根本:はい。すごく危ないので、命が危ないと聞かれました。

辛ツナ:患者は病院を信じて造血幹細胞移植に対する希望を持ってました。しかし、感染されショックまで来て、患者は死の目前まで行って来ました。
その結果、造血幹細胞移植とは別に菌の治療やショックの処置費用まで払いましたね。

根本:そうです。とんでもない費用を請求されました。

辛ツナ:じゃ、どうやって払いましたか?

根本:不動産担保ローンをもらって何とか払いました。車も売って残り分を払わなければなりません。

辛ツナ:以上です。

裁判官:病院側、証人の審問を始めてください。

メディチーム:ありがとうございます。証人は病院の患者、根本茉莉さんの保護者でありますね。

根本:はい。そうです。

メディチーム:証人は病院の保護者として、同意書にサインしましたが。

根本:はい...。でも、書類が多すぎて、どの同意書にサインしたかは覚えていません。

メディチーム:患者は免疫抑制剤を使用している最中でした。だから免疫力がすごく低い状態であったことを覚えているはずです。覚えてますか。

根本:はい。

メディチーム:患者の根本茉莉さんから熱を出したのは何回だったか覚えてますか。ほかの患者さんの様子はどうだったか覚えてますか?

根本:頻繁に熱を出していたことを覚えています。ほかの患者さんもそうでした。

メディチーム:では、病院側からはどういう説明を受けていますか。

根本:免疫力が落ちていて熱が上がることもある。対応として、抗生剤治療をやっていると聞きました。

メディチーム: 造血幹細胞移植のためには、免疫の抑制は必ず必要であり、免疫力が落ちている患者に感染が起こった場合、高熱が発生することは、造血幹細胞移植の不作用であります。
これに対し、医学的にも抗生剤を使用してますし、感染によるショック状態を蘇生したもの病院であります。これは治療の延長線上で見る必要があります。以上です。

(その時、辛ツナの横にいた弁護士事務所の代表が急にメッセージを渡す。)

辛ツナ:‼

辛ツナ:STEEM病院は偽証をやっています。
病院は証人にたいして、同意書を受けてと言ってますが、こちらから確認したところ、病院には一部の同意書が抜けられています。
STEEM病院の同意書の提出を要求します!

裁判官:病院は同意書を提出してください。

メディチーム:(あれで来るとは。探しても重要な何枚かが抜けられていたぜ!)
病院に一部の同意書が紛失されたことは事実です。しかし、保護者がサインをしたという医務記録は残されております。

辛ツナ:紛失した同意書は証拠にはなりません。

裁判官:認めます。あと、証人審理が必要なければ、次にいきます。

裁判官:辛ツナ側、弁論お願いします。

辛ツナ:この国は法律によって国民から保険金をもらい病院に費用を支払うようになっています。国は支払う約束になっている部分を給与項目と言い、本人が払う部分は非給与項目といいます。給与、非給与に対して、評価し、審査する機関が審判院です。

審判院は造血幹細胞施術が給与、非給与どちらにも属していない、任意非給与と判断しまして、これによる費用を原告側に支払う必要がないという決定のもと、反対に給与基準を犯した原告に課徴金を払うべきであると判断したので、そうしただけであります。

裁判官:STEEM病院側、反論お願いします。

メディチーム:造血幹細胞施術は海外で十分、治療として価値を認められていますし、様々な論文や実際患者治療で役に立っているというものが認められています。

医学の価値と効用性を判断するのはどちらがするべきでありますか?審判院は国民から保険金をもらい、医療機関に渡すという名目の下に様々な治療や検査に制約をかけ、基準にあっていなければ、費用を払わない状態であります。患者に役に立つことには目を向かっておりません。新しい医学技術を使えば、既存の給与、非給与に相当するものではないということで課徴金を付加しております。

辛ツナ:意義あり!病院は誇張しています。新しい医学技術に対しては、新医療技術評価を通じて導入しております。

メディチーム:現実的に新しい医学技術に対する評価をするには最小何か月、最大何年も必要です。その間に患者たちは手遅れになるべきですか?

辛ツナ:原告は給与で請求し、患者が払わなくてもいいところまで、非給与で請求し、患者に払うようにした資料まであります。

メディチーム:意義あり!これは以前に給与として請求しましたが、審判院から金額を削減された前例があり、やむを得ず、非給与として、請求したものでsう。

裁判官:意見が拮抗してますね。

じゃ、ここで、裁判員のご意見をお願いします。

辛ツナ側の出張は、

STEEM大学病院から施行した治療と検査は給与、非給与、どちらにも属しない任意非給与であり、それに対して、支払った医療費を返却し、課徴金を審査院に払うよう主張です。

メディチームの出張は、

新しい医療技術で治療を行ったもので、新しい医学技術が現在の制度に属していないからといって 、効果のある治療に対し、返却及び課徴金を請求されるのは正しくないという主張です。


Event!
裁判官: STEEM裁判員の考えはどうなのか、REPLYお願いします。
今後、抽選を通じて(@サイコロ)機能で5名の裁判員に日当として、0.5SBDを支給したします。

抽選結果は来週の水曜日(2/7)にいたします。


それでは、次の弁論と判決のため、休憩に入ります。 2/7木曜日正牛に裁判を再開いたします。


トントントン

韓国語原稿: @gochuchamchi , @familydoctor
絵、bgm: @familydoctor
韓国版検収: @gochuchamchi
日本語翻訳: @sleepcat

※ この作品の日本語への翻訳及びイメージの訂正を@gochuchamchiさん、 @familydoctorさんに許可をいただいて作成されたものです。

※ 이 작품은 한국어판 "[예고편]불타올라라 로메브라더스 - 붉은 앵화의 하얀 잎새" 의 일본어 판으로, @gochuchamchi, @familydoctor 님의 작품을 번역 및 이미지 수정의 허락을 받아 작업하였습니다.

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