21世紀にあって、絶滅危惧動物製品の購入は不道徳的なことですか

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Image credit: World Wildlife Fund

この投稿のきっかけになったのは先日、ネットで見つけた中国で行なわれた世論調査を題材にした記事です。その世論調査のテーマは「絶滅危惧動物製品の購入に対する社会の反応」でした。調査の対象になった人が「絶滅危惧動物製品の購入は道徳的にどう思いますか」という質問を受けました。

その質問を受けたほとんどの人が、「絶滅危惧動物製品の購入に対して罪悪感を感じない」という答えをしていたそうです。ちなみに、調査の対象になった人のほとんどは、中国の北京や上海などのような大都市の居住者で、中流階級の人が多いようです。

中国では、像の牙や皮で作られた製品がかなり売れているようです。また、海外では、絶滅危惧種として指摘されている穿山甲や虎の臓器は漢方でも利用されています。絶滅危惧動物製品を買う人の多くは絶滅危惧種のことについてあまり知っていないし、罪悪感や責任も感じていないと思います。

高校の頃、ある毛皮工場の状況についてドキュメンタリー映画を見ました。その映画には、動物虐待など残酷な場面がたくさんあったので、深い衝撃を受けて、死ぬまでファーや革製品を買わないという約束を自分に課しました。ここ数年で、欧米の大手ファッションブランドはファーや革の利用を止めて、人工ファーを使っています。

また、グリーンピースやPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)などの環境保護団体の活動のおかげで、ファー服を着ることは社会的に不適切な行為として扱われています。個人的には、環境を守ることが人間の責任の一つであると思うので、21世紀は人間と大自然の共生の世紀になると期待を寄せています。

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