ジム・キャリーは私が好きな俳優の一人ですが、彼の出演する映画の中でも特に好きなのがこの映画。
『イエスマン "YES"は人生のパスワード』(2009)
ジム・キャリー演じる主人公は、3年前の離婚をひきずり、何事も「ノー」「嫌だ」「パス」と答えることが習慣になってしまった銀行員。
仕事ではすべての融資を断り、プライベートでも何かと口実を作って友人からの誘いを断り、家のソファでひとりTVを観て過ごす日々… そんな超絶ネガティブな男が、怪しげな自己開発セミナーに参加して、変わっていく様子を描いた映画です。
ただ「イエス」と答えるだけ
“意味のある人生を送るための、唯一のルール”は、ただ全てのことに「イエス」と答えるだけ。
知人に誘われたセミナーでそう教えられ、無理矢理「イエス」と答えることを誓わされた主人公。このセミナーシーンはいかにも怪しく、でも実際ありそうな気がして笑っちゃいます。さすがジム・キャリー!
でも厭々ながらも全てのことに「イエス」と答えるようになった結果、主人公の人生はガラリと変わります。ギターに韓国語、飛行機の操縦からバンジージャンプ、何でもとにかく、やってみる。仕事でも、ローンの申請は全て承認!
コメディ映画なので、このへんの描き方はかなりオーバーですが(笑)全てを「イエス」と受け入れた結果、その先に新たな出会いや思いがけない成果が待っていたのです。
「ノー」は簡単
「ノー」の理由を探すのは、本当に簡単です。
時間がないから。
お金がないから。
向いていないから。
才能がないから。
詳しくないから。
前例がないから。
疲れるから。
一度失敗しているから。
今はまだその時機じゃないから。
よく分からないから。
他の人もやらないから… etc.
私自身けっこうネガティブで面倒くさがりなので、「ノー」の理由ならいくらでも思いついてしまいます。
でもこの映画を観ていると、アレコレ言い訳を並べてやらないことで、どれだけのチャンスを逃しているんだろう… と考えさせられます。教訓めいたテーマですけど、コメディなので説教くさく感じられないのがいいですね。
ネガティブで引きこもりがちだった男が「イエス」の一言で人生を変えていく様子は、観ていて爽快で、励まされるし、元気になるし、明日は何か新しいことを始めるぞ!そんな気持ちにさせてくれます。
とにかく笑えて、前向きな気持ちになれる映画です。ぜひ観てみてください^^