みなさんこんにちは。
私は以前海外に出向いた際、シェアサイクル のサービスに興味を持ち、国内で展開されているシェアサイクル を乗ってみたりと、私自身今色々体験して調査などを進めています。今回は、そんなシェアサイクル について概要をお伝えします。
シェアサイクル とは?
シェアサイクルとは他の人と自転車をシェアすることで、お互いに必要なタイミングで自転車を利用するための仕組みや方法のことです。これまでは友人・知人同士の個人レベルでの自転車の貸し借りや会社で共有の自転車を利用することありましたが、それが事業化レベル・地域レベルにまで発展し、いまやどんな人でも気軽に必要なときに自転車が利用できるようになってきました。
具体的には、街中の複数の自転車貸し出し用の拠点(ポート)が設置され、利用者はそこから必要なタイミングで借りたり返却したりできます。自転車を借りた場所と同じ拠点に返却する必要はないというのが利点ですね。借りたチャリは、どこでも最寄りの拠点に返却できます。
国内のシェアサイクルサービス
・ドコモ ・バイクシェア
・COGICOGI
・HELLO CYCLING
・PIPPA
・メルチャリ
・モバイク
・ofo
・まちのり
有名なところはこの辺りです。今の国内に存在するシェアバイクの台数は、
しっかり計算はしていませんが、各サービスの台数を見積もるとざっと全国で1万台程です。さらに政府が全国のシェアサイクルポートを16年度の852カ所から20年度には1700カ所に倍増させる目標を掲げているので、2018年現在はポート数でいうと、全てのサービスの合算はおよそ1000箇所くらいです。
ちなみに平成27年の海外におけるシェアサイクル の台数およびポート状況は、以下の通りです。
台北 | 7,363台 | 225箇所 |
ロンドン | 11,000台 | 744箇所 |
パリ | 23,900台 | 1,800箇所 |
こうしてみると、パリおよびヨーロッパがシェアサイクル が進んでいます。
ノルウェーの首都オスロでは、osloというアプリおよび自転車シェアサービスが普及しており(デザインも親しみが持てる)、欧州ではシェアサイクル の導入は進んでいます。
中国は、上海を中心にmobikeとofoというサービスが拮抗しています。其々ポートなどは必要ないので、単純な台数でいうと、mobikeは中国とシンガポールでの稼働自転車数450万台、1日の総利用回数2000万回らしいです。ofoは約10万台。
mobikeはサービスのローンチ後最初の10カ月の資金調達356億円というとてつもない規模感で成長していますが、欧州のような洗練さはみられず、力技で普及を目指しているように受け取りました。ただし、乗り捨てなどの規制緩和はさすが中国だなと思いました。アリババやテンセントの支援も得て、さらに普及しつつあります。
電動自転車のラクさに感動
ドコモシェアバイクやハローサイクリングは、電動アシスト付き自転車を進めていますので、まだ利用されたことのない方はぜひ利用してみてください。すごく簡単に、楽に坂道も進めます。
ドコモバイクは、交通系ICカードを使って簡単に借りられる利便性も付与しているので、Suicaをお持ちの方は、ぜひ試してみてください。
さらに普及が予想されるシェアバイク市場
これは私の予想ですが、電動自転車のシェアサービスであれば、車を運転できない、免許を持たない方、高齢者の方を中心に広がるのではないかとも考えています。
また、日本政府はシェアサイクル の普及のみならず、自転車通勤率を15年度の15.2%から2020年度に16.4%へ引き上げるなどもも検討していますので、欧米に見習って利用者数および自転車の総合的な台数は高まることでしょう。エコとも相まって、いいことずくしですね!
次回は、こういうシェアリングサービスと、ブロックチェーンの関わりについてお話しできればと思います。