前回お話しした「STEEM / Steemit / Steem」 の違いに引き続き
今回は、Steem Blockchain について、Appや報酬と言った
普段みなさんがSteemitやDliveを活用する上で欠かせないキーワードを
軸にわかりやすく簡単なスライドを交えて解説して行きたいとおもいます。
まずは前回のおさらいになりますが、
SteemItはSteemといいうBlockchainDatebaseを基盤に動くAppのことをさします。
そいて同じくこのSteem上にはDtubeやDliveと言った350を超えるAppがすでに存在ます。
※前回の記事がこちら※
STEEM / Steemit / Steem 意外と知らない3つの違いって?
このAppの基盤となるSteemを理解する上で下記のキーワードを抑えていただくと
より理解がしやすくなるかと思います。
- Dposと呼ばれるコンセンサスアルゴリズム
- REWARDS を管理する仕組み
- ACCOUNT を管理する仕組み
・Dposと呼ばれるコンセンサスアルゴリズム
Steemは、投票によって選出された21人の wittness と呼ばれる代表者によって
ブロックチェーンの承認作業が行われる仕組みを取り入れています。
これはSteemitの様なトランザクション処理の多いSNSメディアの活用を前提に
取り入れれた仕組みとなっていて、BTCなどで採用されているPOWと比べ
限られた代表者で承認作業を行う為、高速なトランザクション処理が実現させています。
そしてこのSteem Blockchaim上にAppが存在しています。
ここからがSteem Blockchain の面白いところで、
単純なトランザクション(送金履歴・投稿内容)をブロックに刻む
ということであれば、他のブロックチェーンとそこまで
かわりがないかもしれないですが、スライドを見ていただくとわかる通り、
さらに「REWARDS」と「ACCOUNT」の2つの項目
がブロックチェーン上で管理されているのがわかるかと思います。
それでは一つ一つ見て行きましょう。
・REWARDS を管理する仕組み
それぞれのAppからユーザーが投稿またはキュレーションを行うとします
すると、このブロックチェーン上にある「STEEM REWARDS POOL」から
定められた報酬配分に応じて配分がれます。
この「STEEM REWARDS POOL」というのが、
インフレ通貨として知られるSteemが、毎日発行する
STEEM トークンをプールしている金庫の様なところです。
・どうしてでDtubeで投稿したのにSteemitの様に報酬が貰えるのだろう?
・Dliveに投稿他内容がなぜSteemitの自分の投稿欄に紐づくのだろう?
って疑問に思っている方は、このスライドをみると少し謎が解けたかもしれないですね。
・ACCOUNT を管理する仕組み
Steemit上の自分のaccount名の横に表示されるレピレーションスコア。
このレピテーションスコアを管理するところが
「GOOD PERSON TOKEN REWARDS POOL」 なんです。
実はレピテーションにもトークンという概念があり、良いことをした方に通称GPTが
配分されレピテーションスコアが上がっていくという仕組みとなっています。
その為、こちらもREWARTDS と同様に、Dtube であろうとDliveであろうと
共通のレピテーションスコアで自分のSteem 上での評価価値を示すことができます。
Steem というブロックチェーンで見てしまうと、
「だから?」
って思ってしまう方もいるかもしれませんが、これを現実社会に置き換えた場合、
AirBnBでの滞在歴がスコアとして蓄積され、そのスコアがUberでも共通スコアとして
扱われ、優良客だと判断されれば割引価格で利用すことができたり
ANAの搭乗歴がマイルとは別にスコアとして蓄積され、
滞在先のレストランやテーマパークが割引価格で利用できたり
などなど、
まだSteem上では活用が十分にされていませんが、Steemの経済圏がもっと広がれば
こう言った単純なトークンによる報酬だけでなく、レピテーションスコアの蓄積による
様々な恩恵が得られる世界になるかもしれませんね。
次回は、
[ Steem report Vol.3 ] Steem の報酬設計とコミュニティに与える影響ついて
について解説していきたいと思います。
□ INDEX
[ Steem report Vol.1 ] STEEM / Steemit / Steem 意外と知らない3つの違いって?
===============
その他ご質問事項がありましたらTwitterでDMください~
https://twitter.com/moromaro6
===============